洗濯機本体や洗濯物が嫌なにおいがしたり、洗濯物に茶褐色か黒いカスがついていたら、それは洗濯槽の裏側についたカビが原因です。洗濯機や洗濯槽に付着した汚れと洗剤が結合したものを、空気中のカビが分解することで黒カビが発生します。
黒カビは最初から黒いわけではなく、黄色→茶褐色、黒色へと環境により変化していき、洗濯槽の種類や季節によって発生量が変化します。
合成洗剤のとけ残りや、衣類の付着している皮脂のたんぱく質汚れがカビの栄養分となり、洗濯槽内に黒かびが発生します。洗濯槽の湿度の高さも原因となるので、洗濯機のフタは使用時以外は常に開けっ放しにすることで乾燥換気させましょう。
洗濯機内の乾燥状態を維持するためにも、洗濯する衣類などの洗濯物は、洗濯機に入れずに洗濯籠へいれることも大切です。お風呂の残り湯を洗濯に利用する場合は、時間が経過したお湯は雑菌が多く、カビの原因となるので使わないようにしましょう。
洗濯をしたのに雑巾のような匂いがする場合は、何度洗濯機で洗濯しても、天日干しにしても、柔軟剤を変えても根本原因を解決できない限り、臭いをなくすことはできません。